人生で大切なことは結構マンガから学んだおおしまわたるです。
皆さん、子供から「どうして法律やルールを守らないといけないの?」と聞かれたことはありませんか?
聞かれたことがある人は結構多いと思います。そんな時どう答えていますか?適当に答えていませんか?非常に難しい問いかけです。
そもそも法とはなにか?
僕が大好きなマンガ「キングダム」にその答えが書かれていました。このページを見た瞬間に身震いしたのを覚えています。
法とは何か、法治国家とは何かに迷う丞相昌文君に投獄中の法家李斯が答えるワンシーンです。
「法とは願い!国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!」
法とは人間を管理し処罰するためのものではなく、人間の在り方の理想を形にした「願い」だというのです。さらにこう続きます。
「統一後、この全中華の人間にどうあって欲しいのか、どう生きて欲しいのか、どこに向かって欲しいのか、それをしっかりと思い描け!」
※キングダムは後の秦の始皇帝が中華(現在の中華人民共和国)を統一するという物語なので、全中華の統一後へ向けた話となっています。
つまり、法にはその国の人間がどうあって欲しいのか、どう生きて欲しいのか、どこに向かって欲しいのか、という思いが描かれているというのです。
これは法であればその国の民が対象ですが、ルールや決まりであっても同じことで、一定の枠組みの中にいる人間にどうあって欲しいという「願い」が込められているということです。
子供から「どうして法律やルールを守らないといけないの?」と聞かれたら
では本題の子供から「どうして法律やルールを守らないといけないの?」と聞かれた時の僕なりの答え方ですが、
「法律やルールや決まりには、〇〇(子供の名前)にどうあって欲しいのか、どう生きて欲しいのか、どこに向かって欲しいのか、が書かれているんだよ。〇〇や〇〇のお友達、世界中の子供たち、世界中の大人たちへの願いなんだよ。大人たちがそういう願いを込めて作ったのが、法律やルールや決まりなんだよ。この願いを皆が守っていると皆が楽しい世の中になるんだよ。だから守ろうね。」
数百年続いた争いを終わらせるための唯一の答えが法です。法の成り立ちや重みを知ると、なぜ生まれた時から法律があり、なぜ守らなければいけないのか、法治国家とは何なのかが少しずつ分かってきます。
子供って大人が今まで当たり前だと思ってきたことに疑問をもったり、「なんで?」って聞いてきますよね。そんな時に子供を導くような答えを持っているのが親の役目ではないかと思います。