いきなりの辞令
ワンオペ育児は突然に
ソムリエである僕の妻には将来の夢というかリアルな目標として、自分の飲食店を開業するつもりなのです。
飲食店と言っても様々なスタイルあって詳しくは決まっていませんが、バルとカフェバーとかパニノテカとかそんな感じです。レストランとかではありません。
長男を出産するまではイタリアンレストランでソムリエとして働いていて主産と同時に退職した妻ですが、三男が幼稚園に入るのを機に以前の職場であるイタリアンレストランに復帰しました。
そして3か月ほど前のある日突然、
わたし、早朝からパン屋さんで働くことにしたから
んんっ?
朝いなくなるから、子供たちのこと全部よろしくね
と僕に告げたのです。
聞けば午前5時から午前9時までシフトに入るというのです。
当然僕は驚いて「マジか!?」と思ったわけで、カオスな毎朝を想像し、
「そんなに早朝から無理しなくてもいいんじゃないの?」
と妻の心配をしつつ、自分の心配もしました。が、
「将来のためにパン作りを覚えたいから、一番パンを作る早朝がベストな選択。もう決定!」
と言われ、「ああ、確かに。ベストやね」と返事をしてしまいました。
この時から僕の朝のワンオペ育児が決定したのです。
朝のワンオペ育児
今まで妻に任せっきりだった朝のワンオペ育児をやることになったのですが、時間がないのにとにかくやることがありすぎました。
【朝のやることリスト】
①起床
②犬2匹の散歩
③ゴミ集め・ゴミ出し
④朝食準備
⑤子供3人を起こす
⑥子供3人に朝食を食べさせる
⑦子供3人の歯磨きをする
⑦長男を小学校に送り出す
⑧次男・三男を幼稚園のバスに乗せる
⑨自分の洗顔・着替え・朝食・歯磨き
⑩出社
やること多すぎだぜ~
犬の散歩とゴミ出し以外は今まで当たり前のように妻がやっていたことですが、実際にやってみて相当ハードで時間に追われるミッションであると思いました。
妻には感謝以外何もありません。今まで当たり前のようにお願いしてごめんなさい。
前夜の準備が重要
朝のワンオペ育児をこなしていくと、前夜の準備がいかに重要かを思い知らされました。
子供たちの持ち物の確認・水筒の準備・着替えの準備などなど、前夜にしっかりと準備しておかないと朝のワンオペ育児をこなすのは不可能です。この準備もいつも妻がやってくれていました。
やはり何事も自分でやってみないと、本当の大変さは分かりませんでした。
育児において母親にしかできないことはない
僕のように朝のワンオペ育児をする状況になる人は少ないかもしれませんが、例えば前夜の準備などは夫婦で一緒にできるはずです。
朝の育児だってちゃんと役割分担できるはずです。
授乳以外は父親でも母親でもできることは同じなのです。
いつのまにか「これは母親がやって当たり前」になってはいないでしょうか?
子供が「ママ~」と求めた時、当たり前のように任せっきりにしてはいませんか?
夫婦関係も親子関係も人対人の対等な関係であり、それを忘れずにお互いを尊重していきましょう。