毎年恒例 無許可ゲリラ清掃活動
ここ3年間、僕は地元一宮市で行われる七夕まつりで子供と一緒に清掃活動を行い、教育の一環としています。
市役所に問い合わせや申請が必要という話もありますが、無許可でゲリラ的に行っています。
めっちゃ拾ったぜ。
一宮七夕まつりとは
地元である愛知県一宮市が1年間で最も盛り上がる4日間のお祭りです。
諸説ありますが、仙台・平塚と並んで日本三大七夕祭りのひとつに数えられています。
その歴史は深く今年で63回目を数え、市民からも広く愛されていて、我が息子たちも毎年楽しみにしています。
詳しくは公式ホームページをチェック!
が、近年ゴミ問題が非常に深刻であり、会場周辺住民からは開催してほしくないなんていう声もあります。
なぜ清掃活動をするのか
なぜ息子たちを連れて清掃活動を行うのか。
①賑やかなで楽しいお祭りの陰には、ゴミを平気で捨てていく人たちが大勢いるという事実を感じてもらうため
世に出れば無数の社会問題が存在しており、避けられない現実から目を背けないようにし、絶対にそういう行動はしないように教えます。ゴミを捨てるという行動がどれだけ多くの人を不快な思いにさせ、迷惑をかけているかを。
ゴミを捨てるなんてめっちゃカッコ悪いよね。
②いつも知らない所で誰かがキレイに清掃してくれていてくれることを知り、感謝するため
楽しいお祭りに行けば、その日の最初は街はキレイになっています。でもそれは僕たちが知らない所で誰かが清掃してくれているから。
だから皆お祭りを楽しむことができ、笑顔になれるんだよ。
だからその誰かに感謝しなさいと教えます。
そして、その誰かっていうのはお前たちでもなれるんだよと。
③駅前が汚れていると街の恥だから
「遊園地や公園に遊びに行った時に、そこがゴミだらけだったらどう思う?また行きたいと思う?」と聞くと、「思わない」と子供は答えます。
「じゃあ友達が電車で一宮に遊びに来た時に駅を出てゴミだらけの街を見て、もう来たくないっていったらどう思う?」と聞くと、「嫌だ」と答えます。
「だったら街の顔である駅前を俺たちが掃除して、色んな友達にまた一宮に遊びに来てもらおう!」と言えば、「よっしゃ、やるぜ!」と返ってきます。
小さい子供のうちから、自分が生まれ育った街に愛着を感じ、自分が街を育て守っているという意識を持つきっかけを与えることができます。
駅前は街の顔! 恥をさらしたくない!
なぜ無許可でゲリラ的に活動するのか
自分が何かをしたいと思った時、すぐに行動する人と他の誰かに相談したりお伺いをたてる人がいます。
自分が正しいと思っていることなのに、相談したりお伺いをたてたりすると、しばしば否定されたり行動を制限されたりします。
でも僕はいつもそれっておかしいと思っていて、自分が正しいと思うなら他人の許可なんていらないし、すぐに行動すればいいと思っています。
時にそれが正しくなくて失敗したとしても、それって後から学んでもいいんじゃないかと。
だから子供にも自分で正しいと思ったことは自分で実行できる力を身に着けてほしい、それが当たり前になってほしいと思っています。
もちろん正しいことは何か、ということの判断力も同時に養うことが必要です。
行動は人を動かす
清掃活動中に色んな人から声をかけられました。
「ありがとう」と沢山の人に言われましたし、一緒にゴミを拾ってくれる人もいました。
「ホンマにありがとう~!偉いね。」と言って売り物のジュースをくれた屋台のお兄ちゃんもいました。
「あの辺めっちゃ汚いぞ~」と叫びながら、ヤ〇キーらしき若者たちが溜まっている所に突っ込んでいった時は、なんやコイツらって顔で睨まれましたが、ゴミを集めてくれる若者もいました。
実はめっちゃ怖かった。
市役所の職員と名乗るお兄さんに声をかけられて、色んな話を聞かれて活動の様子の写真を撮ってもらいました。聞くと、今度このゴミ問題について市長にプレゼンをする機会があるので、その調査をしているとのこと。
そのお兄さんは僕たちに感銘を受けたらしく、別の場所でゴミ拾いをし始めました。
それを見た子供たちが「あの人もゴミ拾いだした!イェ~イ!」と言って嬉しそうでした。
翌日Facebook経由で友達申請があり、来年は息子と一緒にゴミ拾いをしますとメッセージまでもらいました。
言葉ではなく行動が人を動かすということを感じることができました。
ステップアップ・掃除を通じた教育
ここ3年間は清掃活動をするだけで終わっていましたが、これでは抜本的な解決になりません。
来年は長男が小学3年生になり、次男が小学1年生になります。
だからステップアップして、
なぜゴミを捨てるのか?
と
ゴミを捨てないようにするにはどうしたらよいか?
を事前に考えてから行動を起こしたいと思います。
原因を探り、対策を講じ、結果を変えるというサイクルを学んでいけば、今後の人生に絶対に役に立つはずです。
皆さん、地元のお祭りや花火大会のあとに、無許可ゲリラ清掃活動やりましょう~!